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TRANSISTOR [Gamerの戯言]

小さな物語
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・「TRANSISTOR」 PC / PS4 / iOS
公式サイト
・僕的お勧め度 86 / 100
高難易度アクションゲームの応酬に疲れた僕がチョイスしたのが「TRANSISTOR」。
ずっと気になっていていながら、何故かライブラリに積み上げられたままだったゲームですが今回プレイしてみました。
ゲーム性70点+芸術性加点16点=86点という感じかなと思います。
Steam版は日本語化されていないんですが、データ上は日本語環境が存在する為、ちょっと調べると日本語化が可能です。
練り込みは甘く、かなりボリューム不足気味の内容ですが、一通りエンディングまで辿り着き、振り返ってトータルで見ると、その完成度の高さは90点クラスでは無いかとさえ思えてきます。
ゲームの流れ
ストーリー
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物語は幻想的に、かつ、断片的に語られます。
正直最初は意味不明です。
導入部分の弱さと、主要ストーリーラインの説明不足感はこのゲームのマイナスポイントだと思います。
しかし、雰囲気は抜群で魅せ方の上手さは斬新を通り越して革新的です。
移動パート
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ゲームは基本的に一本道、若干わかり辛いシーンもありますが概ね迷う事は無く、ひたすら前進するのみ。
通常の移動中でもファンクション(スキルみたいなもの)を使用する事が出来るので、新しいファンクションを獲得したら移動パートで試し撃ちすると良いです。
バトル llc20160801d.jpg
バトルはエンカウント制では無く、予め決まったポイントで発生します。
これはつまり、ゲームクリアまでに勃発するバトル数は決まっているという事になります。
OVC端末
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マップ上にはちょくちょくOVC端末(?)という拠点型PCみたいなものが置かれています。
おそらくゲームクリアとは関係ないと思うんですが、ストーリーを補完する意味合いが強く、必ず読んで置くことをお勧めします。
むしろこれをスルーすると全くストーリーが理解できないと思います。
アクセスポイント
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各所にアクセスポイントが設置されており、進行状況のセーブ、ライフの回復、ファンクションの付け替え等が行えます。
また、破壊されたファンクションを回復させる効果もあります。
オアシス(休憩ポイント)
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数か所にオアシス(休憩ポイント)が配置されています。
このゲームのサブコンテンツ的な立ち位置で、課題形式のバトルをプレイする事が出来ます。
また、課題をクリアすると新しいBGMがアンロックされ聴くことが出来ます。
ここは僕はあまりプレイできていませんが、BGMが秀逸なゲームなので、新しい曲をアンロックする為に極めるのも良いと思います。
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ゲームの大まかな基本要素はこんな所。
ここにストーリーラインとハイセンス演出が乗っかってくるといった感じ。
ストーリーもそうですが、システム、バトル等も斬新な分、全体的に説明不足な側面が多く、初見のとっつきの悪さがあるように思います。
どの要素も決して複雑では無いので理解するのにそう時間はかかりません。
最初のつまづきで投げ出してしまうと非常に勿体無いかなという所です。
バトル
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このゲームのバトルは、「リアルタイムアクション」と「ターン制連続攻撃アクション」という大まかに二つの要素で成り立っています。
上手く組み合わせて立ち回る必要があり、慣れるまで少し時間がかかるかもしれません。
ノーマルモード
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リアルタイムで進行するアクションモードで、実質的にはターン行動ポイント回復中の回避モードとも言えます。
各ファンクションで攻撃も可能ですがマップ移動時とは違い、使用にはクールタイム管理が必要です。
移動が非常にもっさいので、このモードで敵を殲滅するのは至難の技です。
全部俺のターンモード
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ターンボタンを押すと主人公が超高速で連続攻撃を繰り出すターンモードに移行します。
このモードでは、どんな攻撃を繰り出すかを事前に組み込みます。
ファンクションを使用するのはノーマルモードと同じですが、クールタイムはありません。
行動ポイントの許す限り連続で攻撃を叩きこむ事が可能です。
組み込みプランが決まったらターンモードを開始します。
異なるファンクションを組み合わせて使うとコンボボーナスが与えられ、また、敵の背後から攻撃した場合も奇襲ボーナスが与えられます。
一度ターンモードを使用すると行動ポイントが貯まるまで(自動回復)再びターンモードを使用する事は出来ません。
バトルの肝であり、基本的に一回のターンで敵一体を粉砕するのが理想です。
上手くコンボを決めて敵を倒すと非常に爽快です。
ファンクション
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ファンクションの種類はいくつかありますが、バトル中に使用できるのは予めセットされた4つとなります。
接近戦、遠距離戦、移動系など、バランスを考慮しつつ自分なりのカスタマイズが可能です。
このファンクション数4つというのが中々絶妙な数字で、万能のビルドを作るのは難しいです。
ライフ0
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ライフが0になると死ぬわけではなく、セットした4つのファンクションのうちどれが一つが破壊され使用不能になります。
4つ全てのファンクションが破壊されるとゲームオーバーだと思うんですが、僕は一度もその状況にならずクリアしてしまったので、確証はありません。
と、バトルはこんな感じ。
殆どがターンモードのコントロールに費やされるのでアクション性は高くありません。
また、難易度自体も決して高く無いため、どちらかというとゲームのアクセント的な意味合いが強いように思います。
連続攻撃が決まると爽快だしシステム的に面白いと思うので、もうちょっと練り込むとゲームを押し上げる要素として活躍出来たと思うんですが、敵の種類の少なさと相まって物足りない感じは残るかなという所です。
システム周り
ファンクション
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ゲームを進める、或いはレベルアップする事で主人公はファンクション(スキル)を獲得できます。
これは前述の通り、4つまでをセットしてバトル中に使用する事が可能です。
各ファンクションはそれぞれセットするスロットにより・・・
  • 通常の効果(スロットにセットして普通に使用)
  • 各ファンクション強化効果(ファンクションの子要素としてセットする)
  • パッシプ効果(パッシプスロットに装着)
という3つの効果を持っており、装備するスロットによって全く違った立ち振る舞いをします。
また、各ファンクションには「使用メモリ量」があり、メモリ容量の限界を超えてセットする事は出来ません。
何かちょっと最初は混乱するんですが、一度理解すると簡単です。
各スロット効果
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この画面でそれぞれのファンクションの効果を確認しながらセットする事が出来ます。
メインの4スロット、メイン4スロットに各2つずつの強化スロット、左右端にパッシブスロット4っつ。
レベルアップ時に各スロットの解放、メモリ容量の増加を行う事が出来ます。
リミッター
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バトルポイントはゲーム内で予め決まっています。
従って、到達出来るレベルも必然的に決まっているという事になりますが・・・
リミッターをセットする事で一回のバトルで得られる経験値を増やす事が出来ます。
リミッターの内容はバトルのペナルティ要素であり、セットするとバトルが難しくなります。
つまり、セットするほど難易度が上がり経験値が増えるという仕組みになっています。
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あまり見かけない斬新なシステム周りで、あらゆる点で個性的なアイディアを持ったゲームだなと思います。
理解してしまえば、中々多様で奥深いカスタマイズを楽しめるし、2週目でリミッターをセットしまくって超難易度にしたりしても面白いかもしれません。
文学を感じる

TRANSISTORがかなりの高評価を得た理由はおそらく、芸術的要素とゲーム要素を高い次元で融合させている点にあると思います。
ありとあらゆるシーンが一つの叙事詩の一片であり、どこを切り取っても完成度が高い。
ピコピコゲームをやっているというよりは、一篇の短編小説を読んでいるような感覚があります。
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僕が思うに、こういった作品というのは、そうそうイージーに乱発できるものでもありません。
ある意味、ゲームという枠を超えた部分での価値と希少性について強い支持を得たんだと思います。
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とにもかくにも、これは積み上げて置くだけにしておくのは勿体無いゲームです。
ボリュームはかなり薄いですが、プレイし終えた後に何とも言えない、言ってみればラピュタを見た後のような、そんな感情が沸き起こる素晴らしい作品だと思います。

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